好奇という呪いに侵される「犬鳴隧道」
どうも、つづみです!
みなさんゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
つづみはといえばいつもの通り、いろんなトンネルに行っていました!
ゴールデンウィーク中の放浪記は読みやすいように記事を三本に分けようと思います!
と、いうことでまず一つ目!!!
「犬鳴隧道」
知名度でいえばNo.1であろう犬鳴トンネル。
今回赴いたのは「心霊スポット」としてのイメージを払拭しようという思いがあったからです
……とはいえ撮ってきた写真が少なすぎて悲しい……。また再チャレンジしようと思ってます。
つべこべ言わない!まずは写真を!!!
そう、何を隠そう
霧がやばい。
そもそも雨予報だったのを強行突破して行ってます。
道中ずっとこんな感じ。
つづみは始終テンションが上がりっぱなしでした。
だって
崩落したガードレールに、落ち葉に埋もれた看板
またそれらを覆い隠すように鬱蒼と繁る木々
霧に咽ぶ幽谷……
あの雰囲気は二度と味わえないだろうなと思ってます。最高過ぎました。
入口からだいたい20分ほど。かなり遅く歩いたつもりです。
少しだけ開けた場所に、石碑が見えました。
まあトンネルに石碑はつきものです。
むかしむかしはトンネルを掘るというだけで一大事だったのです。
危険だし、人もお金も必要。
でも「そこまでして」という強い思いが確かにあるのです。
過去の想いに馳せること数秒。
右を向けば
あった。(指が写ってるのはご愛嬌)
……さて、あなたが想像してたのはどんな風貌ですか?
「封鎖するための平積みのブロック」
「そこから隙間を覗かせる坑口」
「大量の痛々しい落書き」
「物々しい思い雰囲気」
…………
いやぁ、
全然違う
アップがこちらです
……雨が本調子になって急いで撮ったので下方が写ってませんが、十分雰囲気は伝わると思います。
いや、素晴らしい!
立派なレンガの坑門で、色褪せたり風化して変色していますが、おそらく気持ちの良いテラコッタ色だったのでしょう
手前側のブロックには一段と深く苔が覆って、シダが青々と伸び盛っています
これが元々真っ白のブロックであるからまた驚き
残念ながらアーチのきわを確認することは出来ませんでしたが、かなり大きく、存在感がありました
隙間から奥の坑口が見えます
こちらと違って少しだけ上の方が開いているので、そこから漏れた光なのでしょう
……………………
さて、今回は以上です!!!
もっと写真を撮っていれば、より幻想的な風景と雰囲気が伝わったんだろうなと後悔しています……
ですが少しでも「心霊スポット」としての認知を「腐つくしいスポット」へと変えることができたのなら幸いです
アクセス
現在、福岡側へのルートは、その入り口がゲートで侵入不可になっているので(監視カメラのおまけつき)おとなしく宮若側から歩いていきましょう。入口付近は林業関係者の邪魔となるので駐車禁止となっています。おとなしく歩いていきましょう(二回目)。
あとがき
どうか人の作った「都市伝説」や「怪談話」におびえないで欲しい。あれはもはや悪意だ。
事故が起こりやすいのは見てもらえばわかる通り霧が発生しやすく、新トンネル付近ではカーブが多く、見通しも悪いからなのです。
おぞましい事件もあったのは事実です。だが無念の死が霊魂の発生要因とするならば病院は既に魑魅魍魎の巣窟となっているでしょう。
本当にしてはならないのは、亡くなった人の心を弄ぶためにその場所を訪れることなのです。
「犬鳴峠」の映画化によって、根も葉もない噂から空想された都市伝説を鵜呑みにする、無知で心無い人間がこの場所を訪れないことを願うばかりです。
では!